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アイドリングストップ車の豆知識!

2016/12/01

アイドリングストップ車のバッテリーの選び方について

 

アイドリングストップとは?

アイドリングストップとは、ブレーキ操作時やクラッチ操作時などに積極的にエンジンを停止してガソリンの消費を抑えることで燃費を向上させようとするシステムです。

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アイドリングストップの仕組み

アイドリングストップ車は、ブレーキやクラッチ操作を行い発進や加速が必要ないと判断される状況の時に、エンジンが再始動しやすい状態で停止します。

ブレーキペダルを戻したりクラッチペダルを戻したりした際にエンジンが自動的に再始動します。

アイドリングストップの作動条件

アイドリングストップ車であっても、以下の条件を満たしていない場合にはアイドリングストップのシステムは機能しません。

バッテリーがアイドリングストップに対応したものであること

バッテリーの充電容量が十分であること

冷却水の水温が十分に上がっていること

パーキングブレーキをかけていないこと

アイドリングストップでエンジンが停止してエンジンが再始動できなくなる可能性は?

アイドリングストップ車は、バッテリーの状態が良好で確実にエンジンを再始動できるだけの性能があると判断できない場合はアイドリングストップを行わないように制御されています。

従って通常はエンジンが再始動できなくなる可能性はあり得ません。

バッテリーの経年劣化による性能低下により、アイドリングストップが作動しなくなる場合がよくありますが、アイドリングストップ自体が停車中に再始動が出来なくならないように現在のバッテリーの能力に対して十分な余裕を持ってアイドリングを停止しています。

従って、アイドリングストップが機能しない状態でも、通常のプッシュボタンの始動などでは問題なくエンジンが始動できてしまう場合も多いのです。

つまり、通常の始動は問題なくても、アイドリングストップが行われなくなったらバッテリーの交換時期が迫ってきているということですので、バッテリー交換を検討する必要があります。

アイドリングストップ車のバッテリーの寿命

最近の車の中には、アイドリングストップ車以外でも充電制御システムが搭載されているものが多くあります。

充電制御システムとは、エンジン始動時に燃費向上の為に充電状況を見ながらオルタネーター(発電機)から充電を行うかどうかを制御するシステムです。

充電制御システムが搭載されていない車の場合、エンジンがかかっている間は常にバッテリーに充電を行います。

しかし、充電制御システムの場合は燃費向上の為に充電を制御していますので、バッテリーを常に満充電にはしていません。

その為、アイドリングストップ車の場合にはバッテリーの残量が80%程度まで下がらないと充電を開始しないのです。

充電制御システムにより燃費の向上は期待できますが、常に満充電ではないので充電制御システムが搭載されていない車両よりもバッテリーの寿命は短くなります。

アイドリングストップ車の場合は更にバッテリーの寿命が短くなります。

具体的にバッテリーがどれくらい持つかと言うのは、バッテリーの性能や使用状況によって大きく異なりますので一概に何年とは言えませんが、あまり車を使わなかったり短距離走行を繰り返したりしている場合は寿命が短くなる傾向があります。

アイドリングストップ車のバッテリーはどれを買えば良い?

アイドリングストップ車は専用のバッテリーが指定されています。

わからなければ現在取り付けてあるバッテリーの上面に表記されているのと同じ表示のものを買いましょう。

車両の取扱説明書のサービスデータにもバッテリーの指定サイズが記載されています。

例えば、「M-42」「Q-55などが一例ですが、アルファベットの「Q」は寸法の規格、「55」は蓄電量や始動性能のランクを表現しています。

正しいサイズのものを選ばないと端子サイズや端子の位置の違いで取り付けができません。

また、大きさが合っていればアイドリングストップ車非対応のバッテリーも取り付け可能ですが、始動は可能でもそのうちアイドリングストップが行われなくなります。

逆にアイドリングストップ非搭載車にアイドリングストップ車専用バッテリーを用いると過充電によりバッテリーの寿命が短くなりますので注意してください。

※アイドリングストップ車とアイドリングストップ非搭載車のどちらでも使用できるバッテリーも存在します。

アイドリングストップ車のスターターモーター(セルモーター)は、アイドリングストップ非搭載車に比べてエンジン始動に消費する電力が小さいです。

従って、アイドリングストップシステムを使用しないのであれば、アイドリングストップ車専用のバッテリーでなくても問題ありません。

ただし、燃費が大幅に悪化する可能性が極めて高くなります。

従って、やはりアイドリングストップ車にはアドリングストップ車対応のバッテリーを使用した方が良いでしょう。

 

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