ガソリンスタンドで働く為の基礎知識第2弾!!
ガソリンスタンドの仕事内容は?
ガソリンスタンドのイメージというと、車やバイクを所定の位置に誘導し燃料を給油する業務にあると思いますが、給油業務以外にも
さまざまな業務内容が存在します。最も一般的なのは、給油業務中の窓拭きや車内清掃といった清掃業務で、窓についた埃や水垢を
落とすための水拭き・乾拭き作業をはじめ、車内の埃やタバコの吸い殻を清掃する作業などを行います。
また、ドライバーが安心して運転を楽しめるために、タイヤの空気圧チェックや故障の原因となるエンジンオイルのチェックを中心とした
各種車両点検等も実施します。点検で異常が見つかった箇所や、消耗品の交換が必要な部品に関しては、可能な限りその場での交換を
実施します。
特にエンジンオイルやブレーキオイル、ギアオイルといった車両の根幹に関わるオイル交換は消耗品でもあるため定期的に交換することが
推奨されます。利用者であるドライバーの不安を解消し、安全かつ快適なドライブを楽しんでもらうことが業務内容と言えるでしょう。
フルサービスの仕事内容
ガソリンスタンドの業務体系として、大きく「フルサービス」と「セルフサービス」の二種類に分けられます。
フルサービスのガソリンスタンドは、給油業務のみならずドライブに関わる全てのサービス内容について、ガソリンスタンドが提供することを
意味します。
給油業務中の窓拭きや車内清掃はもちろんのこと、車両の点検やオイル交換・洗車等の待ち時間の間でも、お客様にとって、快適な時間を
過ごして貰うことを業務内容としています。
セルフサービスの仕事内容
セルフサービスのガソリンスタンドは、フルサービスのサービス内容を大幅に削り、給油業務についても利用者自身で行ってもらうことで、
人件費を抑えることで、安い価格でガソリンを提供できます。
以前は、給油業務の専門性や安全性を考慮し、ガソリンスタンドの店員のみが給油業務をすることができましたが、1998年に改正された
消防法によって規制緩和が進み、危険物取扱者の有資格者が常駐していれば利用者自身がセルフで給油することが可能となりました。
セルフサービスのガソリンスタンドでは、フルサービスに比べて業務内容が限定されますが、その分、有資格者の方が優遇されるなど、
賃金・給与体系に違いが生じます。